鴨川もるもー

日々の日記、雑記ブログ

焼鳥キッチンカーの職人技

スーパーマーケットの入口でたまに営業しているキッチンカーで、初めて焼鳥串を買いました。

行きに見た際は、いつも通りでした。安い串でも1本130円。
気にはなりますが、どうしても食べたいという訳ではありませんので、我慢です。

帰りに見た際は、ふりそで串110円の貼紙が。
何故か、タイムセール的に少し安くなっていました。
そもそもふりそで串って何?

一旦は通り過ぎたものの、子供に食べたいか確認し、意見が一致したので戻りました。
戻る途中に、パパはお金がないので、1本だけ買って、その串を分け合って食べようねと言い聞かせました。

私:ふりそで串1本下さい。
店:1本でいいの?最後の2本だよ。
私:1本だけでいいです。
店:1本でいいの?最後の2本だよ。
私:……。2本下さい。

残り1本だけ売れ残ると店が困るといった無言の圧を感じたので、空気を読んで2本買ってしまいました。
ここで、店側の誘導テクニックがある訳です。同じ言葉を2回繰り返すことにより、客の注文を変更させるという高等テクニックです。

その場で炭火焼きをしてくれます。多分炭火だと思います。
最後の2本が売り切れたので、店員さんが特価の貼り紙を剥がします。お陰で何の肉か説明書きを読みそびれました。

待ってる間、キッチンカーの横で子供と立ってました。
二人で焼鳥の煙を浴び、美味しそうを連発してました。

次はキッチンカーの中を観察します。
もちろん焼鳥串を焼いてるんですが、右端の炭らしきものにも定期的にタレをかけています。何で?と思いましたが、理由はすぐに判明しました。
ワザと美味しそうな匂いの煙を発し、客の食欲を刺激していたのです。
ここでも、営業の小技がある訳ですね。流石、連戦練磨の全国チェーンの焼鳥キッチンカーです。

キッチンカーを観察していると、荷台の側面がひさしに変形したり、ひさしを支えるための支柱兼受付窓口に変形したり、よく考えられたトランスフォームです。

焼き上がると、専用の袋に密封してくれました。
早速その場で食べます。
なんの肉か分かりませんが、美味しいです。多分、タレと炭火の香ばしさが美味しいんですね。

このお店は二人体制でいくら売り上げるんでしょう。
今度いくら儲かっているか、じっくり原価計算もしてみたいですね。