鴨川もるもー

日々の日記、雑記ブログ

自作文庫本収納袋

学生の頃に使っていた、自作文庫本収納袋です。

気に入ったサイズが市販されてないから自作するって、その頃はどんだけの熱意があったのでしょうか。

当時、文庫本は毎日持ち歩いてました。種類はほぼ小説です。
広く浅くという読み方ではなく、気に入った本を定期的に読み返すといった読み方をしてました。なので、お気に入りの本は持ち歩く頻度も高く、カバーがボロボロになってきてしまいます。

待ち時間にじっとしてるのも我慢できない性分でしたし、目の前の事象よりも本の中の事象の方がずっと有益だと思ってました。今よりもずっと斜に構えてましたね。
そして何よりも、1人でいる時間が今よりもずっと長かったです。それはそれで、人格を形成する上で大切な時間でした。
今思い返すと、当時はすごく贅沢な時間を過ごしてたんだなと。

何もしない時間を過ごすというのがすごく苦痛に感じてまして、1冊持ち歩くだけじゃ不安だったんです。もし予定外に時間があって、手持ちの1冊を読み終えたらどうしようって。
だから限りなく手をつける可能性の低い、予備の2冊目を持ち歩くことになるのです。もうこれは病気です。

そのためサイズは2冊の文庫本が入るサイズです。
そして、この頭を折りたたみスタイルがお気に入りです。

この絶妙なサイズ。頭を折り返すだけで、中身が勝手に飛び出ない仕様です。
原始的で、取り出しも楽ですし、何よりも制作が簡単ときました。
余った布切れに、山吹色みたいな色のステッチをしています。当時、ジーパン好きでしたから。黒色にも合うかな、なんて。割と気に入ってます。

これが今でもたまに活躍するなんて、当時は考えてもいなかったと思います。