鴨川もるもー

日々の日記、雑記ブログ

90分でいきなりピアノが弾ける本 monaca:factory著

タイトル通りの本です。

ピアノを弾くためではなく、簡単な音楽理論を学びたくて本を探していると、この本に辿り着きました。
結論から言うと、両手でミニキーボードの音を鳴らせるようになりました。簡単な音楽理論も学ぶことができました。

スムーズに弾けるという所までは到達できませんでしたが、ゆっくりなら、鍵盤を確認しながら両手で弾くことができるようになりました。

この仕組みは、初心者なら第一関門である左手の扱い方にあります。
左手は和音でのコードを鳴らさずに、単音で鳴らすと。Cコードなら、ドのみと。
これにより、左手は指1本演奏が成り立ちます。右手でメロディやコードを演奏すれば、ピアノを弾いてる気分になる訳ですね。

この時点で、ルート音や和音の説明もあり、音楽理論も並行して学ぶことができました。ルート音っていう単語、この本で初めて知りました。
左手は指1本とはいえ、左手と右手をバラバラに動かすのが難しいですね。でも、頑張れば何とかなるレベルです。
この本は、このハードル設定がミソですね。初心者には楽しむを優先させると。

中盤にはコード進行の解説もあります。
これがこの本で1番吸収したかったことなんです。専門書は専門用語で色々書かれていて難しかったので。
この本は、最低限のことしか書かれてません。そこが気に入りました。
コードには次に進めるコードというのが決まってたんですね。何となくそんな気はしてましたが、初めて理論として身につけることができました。
これで、作ろうと思えば自作の曲が作れるようになった訳ですね!作ろうと思えばですが。
それにしてもコードの組み合わせで、しっくりきたり、しっくりこなかったり、不思議だなと思います。

今まで音楽を聞いてきて、自分なりにぼんやり思っていたことが、この本では言葉として解説してくれていました。しかも平易な言葉で。
音楽関連の話は、今まで話が合う人滅多にいなかったので、ようやく話の合う友達見つかった!っていう気分です。
両手演奏のハードルを大きく下げてくれたという意味でも、この本はとても価値のある本だと思います。

改めて思いましたが、手持ちのカシオミニキーボードは32鍵盤なので、両手弾きはちょっと厳しかったですね。

左手でコード弾きすると、右手メロディーに制限がかかってしまいます。普通に窮屈です。

両手弾きなら、せめて44鍵盤タイプが必要ですね。
当時はまさか両手弾き練習するとは思ってませんでしたので。楽器も色々欲しくなりますねー。
それに音楽理論も、もっと研究したくなってきました。
音楽を聞いていて、盛り上がる感じとか、感傷的になるのとか、もう少し理論的に知りたいですね。後々の研究課題です。