鴨川もるもー

日々の日記、雑記ブログ

LEDに対する抵抗器の選び方が少し分かった

とても素晴しい、子供の科学 LED実験・工作キットです。

組立図にならって組み立てた際、いくつも抵抗器がある中で、何でこの作例はこの抵抗器を選ぶのだろうかと不思議でした。

でも全ては、付属のこの冊子に書いてありました。

よくよく読むと、ちゃんと書いてあります。良くわからない部分を、すっ飛ばして読んでいただけでした。

今回のキットで与えられているデータ
【LED定格】
・赤 2.0V 20mA
・青、緑、白 3.5V 20mA
 (定格以上の電流を流すと壊れる)
 
【電池ボックス】
・4.5V(1.5V✕3本直列)

オームの法則
・電圧(V)/電流(A)=抵抗値(Ω)
→理論値以上の抵抗値をセット!
という流れでした。必要な情報や計算方法も、最初から与えられていました。ずっと、LEDの定格情報等は見てなかったです。
いっそ、全ての色を同じ定格にしてくれれば分かりやすいのに…。素人の発想でした。

具体例
①赤LEDを光らす場合
電源の電池ボックスは4.5V。赤色LEDは2.0V。その差は2.5V。
赤色LEDは20mA(0.02A)。2.5V/0.02A→125Ω以上の抵抗器を選択。
抵抗が大きい程、LEDの光は暗くなる。

他の色も、計算の流れ自体は同様です。数値が変わるだけです。
並列時、直列時も、それぞれ整理すれば簡単に数値が出てきます。

1番驚きだったのは、4.5Vの電源では赤色LED同士以外の直列点灯実験で、LEDが点灯しなかったという事実です。
成功見本のマネしかしたことなかったので、今回まで気付きませんでした。不点灯理由は、電圧不足によるものらしいです(赤と青なら電源に5.5V以上、青と白なら7.0V以上必要)。
またその際、抵抗器を入れないとLEDが壊れてしまうという注意書きが。この辺り、勝手にいじり回せない原因でもあったのです。壊れる原因さえ分かれば、恐れるに足りません…、多分。
成功例も大切ですが、同じぐらい失敗例も大切ですね。全ては、何でだろう?から始まります。

こんなオームの法則とか定格値とか、子供が本当に興味を持って読み進めれば、ある程度の所まで自力で到達できるような内容まで記載してくれているって、子供の科学シリーズは本当に良く出来ています。大人顔負けの内容ですし、大人が読んでも面白いです。

簡単なキット単品も売っているので、工作の延長にも良いかもしれません。