鴨川もるもー

日々の日記、雑記ブログ

身近な雑草の芽生えハンドブック1・2 浅井元朗

雑草の芽生え直後の写真と種名が紹介されている本。

植物の同定作業には欠かせない1冊。厳密には2冊セットではあるが…。

発芽直後の子葉なんて、どれも丸くて小さくてかわいい赤ちゃんみたいに見えてくる。それにどれも同じに見える。
正直、発芽直後の子葉の写真だけ見せられて、判別できる人いれば天才ですよ。

少し生長した状態の写真や開花した写真も掲載されているので、同定作業に大いに役に立ちます。
もちろん、名の知れた花の名前も知りたいんですが、本当に知りたいのは名も知られていないような雑草の名前。その雑草の名前が沢山掲載されています。

発芽直後は、あんなに小さくて丸かった子葉が、生長するに連れて大きくイビツな形に。中にはトゲトゲが出てきたりして。発芽直後からトゲトゲとかじゃないのが不思議だなーって思う。
ここまで大きな特徴が早い段階で出てきてくれれば、判別作業も楽になるのに。

1巻では耕地や裸地に生育する草種、2巻では人里の野草地に生育する草種を取り上げたそうです。
いっそのこと、1冊にまとめてくれて良かったのになんて思ってしまいます。この本なら、少々高くても買いますよ。

サイズといい、ボリュームといい、野外に持って行くのに丁度良いサイズでもある。
やっぱり文一総合出版。図鑑系はいい仕事しますねー。