鴨川もるもー

日々の日記、雑記ブログ

1級造園施工管理技士の取得

2年程前に、1級造園施工管理技士を取得した。取得理由は、会社で取得を推奨されていたことと、個人的なスキルアップだ。また、大いにこの分野に興味があることも理由の一つ。
しかしながら、取得したはいいが、未だに本業で役に立った試しがない。今後も役に立つかどうか怪しいものだ。普段の業務は、1級の造園である必要が無いのだ。

試験対策はテキストを購入し一通りこなし、後はひたすら過去問を解いた。毎年似た問題が出るので、他の試験よりは対策は立て易かったように思う。問題を解くうちに、植物への理解も一段と深まった。
経験記述も、この内容で通るかなぁといった内容。見る人が見れば、ハネてしまうのではと心配したが大丈夫であった。
経験記述はやはり自分の実体験が一番書き易い。事前に用意した文章を丸暗記するのとは違い、当日応用が効く。さすがにキーワードと大まかな話の流れだけは頭に入れておく必要はあるが。
当日の記述に関しては少し本来の造園とはズレた内容だったとは思うが、植物に関する知識が伝わるように記入した。また相手が求めている基準から、大きくピントがズレた内容にならないようにも注意した。
採点者には採点基準があるはずであり、話が大きくズレていない限り、✕は付けられない。◎は付かないにしても、△の部分点は付くハズと勝手な解釈でやっていた。経験記述の工事名や工事内容で失点しないようにすれば、それなりの点数が稼げる計算にはなる。

1級造園施工管理技士を取得すれば、日本庭園の見方も大きく変わると期待していたが、そういう訳にはいかなかった。理解するためのきっかけの一つには過ぎないが、もっと専門書を読み込み、現地にも何度も足を運び、考え・感じる必要がある。
造園の道は果てしなく遠い。