鴨川もるもー

日々の日記、雑記ブログ

ポケット判 実用四字熟語新辞典 編:高橋書店

四字熟語のポケット辞典です。

気が向いた時に漢検2級のドリルをやっていて、あまりにも四字熟語問題の正答率が悪いので、買いました。

自分が漢字を書けないのは知ってました。が、ドリルを進める中で、初耳の四字熟語が多々出てくるのは致命的です。もうどうにもならないと悟り、今回の購入に至った訳です。
一所懸命のことを、一生懸命と思ってたレベルですので。

普通の四字熟語の辞典なんですけど、改めて読んでみると面白いです。
特にポケット判はコンパクトで、読みやすくて、お出かけのお供にちょうどいいです。小説のようにストーリーが続いている訳ではないので、細切れ時間を有効活用できます。

そして辞典なので、他人に読んでいる所を見られても恥ずかしくないのです。
自己啓発系は、読んでいる所を他人に見られると非常に恥ずかしいですが、辞典や辞書系は無害です。「イケてない奴がモテる方法」とか、読んでるとこ他人に見られるの恥ずかしいですもんね。四字熟語辞典を読んでるところなら、割と見られても平気です。

知らない知識に触れるってことは、純粋に喜びだなぁと。パラパラとページをめくっているだけで、そんな気分になります。
漢字4文字が並んでるだけなのに、これ好きだなぁとか、面白いなぁとか、これはくどいなぁとか、誇張しすぎだろーとか、様々な感情が湧き出てくるのも、四字熟語の醍醐味です。
また、四字熟語の言葉のセンスや例え、ユーモアや想像力が秀逸で、この組み合わせを考えた奴すごいなぁとかも。
太古に編み出された漢字の組み合わせが、現代にも十分通用するって、それはそれですごいことですよね。

時間の無い方は、最後の索引を順に眺めるっていう楽しみ方もあります。気になったヤツだけをチェックすると。
えっ、普通の辞典の使い方?今回は初めのページから順に読む、純粋な読み物として買ってましたので。

説明文や類義語・対義語だけではなく、解説と出典があるのもありがたいです。出典元の作品にも興味が湧いてきます。次は故事成語の辞典でも買おうか。
以前、辞書・辞典沼の人の話を聞いた時、そんな奴おるんかいなと思いましたが、少し理解が深まりました。今ならそういう人と話もしてみたいです。