鴨川もるもー

日々の日記、雑記ブログ

知りたい会いたい 特徴がよくわかるコケ図鑑 著:藤井久子

コケの図鑑です。

多少コケに興味が出てきましたので、まずは手始めに図鑑から。というわけで、この本を買いました。

地域では大型の本屋に行ったはずなのですが、案外コケ専門の図鑑って種類が無いんですね。その中でも比較的良さげなやつを選びました。
本当は、もう少し薄くてハンディタイプが良かったのですが、そういったタイプはありませんでした。残念。
その理由の一つに、コケというのは非常に種数が多く、どうしてもページ数が増えてしまうという点が挙げられるようです。

家の光協会出版という点も気になります。初めて聞く出版社です。
農協グループの出版社と聞いて、少し安心しました。
ビニールカバーされてる点は、非常に好感が持てます。フィールドワークに持って行って頂戴ねと言われているようです。

内容は初心者向けの本です。
図鑑要素だけではなく、コケ植物にまつわる話や観察方法等、幅広く記述されています。
コケ初心者の私には十分過ぎる内容でした。

それにしてもコケ植物と簡単に言いますが、蘚類・苔類・ツノゴケ類に分類されるということも初めて知りました。これだけでも、この本を買った意味があるというものです。
それぞれの特徴も記載されており、いわゆる最近重宝されているコケは、実は苔類ではなく蘚類だったということが判明しました。それは蘚類だよとか、あんまり難しいこと言うと嫌われるので、周りには黙っておきます。

じっくり観察するなら倍率10〜20倍のルーペを用意しましょうとも書かれており、本格的なルーペが欲しくなってきます。
フィールドワークする際は、あると何かと便利でしょう。
一度購入すれば一生物と自分を説得しましょう。

結局、先日入手した苔テラリウムに使用されているコケも、実は蘚類だったというところまでは判明しましたが、完全同定するまでは辿り着けませんでした。
次はもっと本格的な図鑑に挑戦か!?
コケの世界も中々奥が深いです。