久しぶりに、公害防止管理者試験の過去問を開きました。
「2018年度における届出排出量が最も多いものはどれか。」(R3.公害総論.問14)
1 ベンゼン、2 キシレン、3 エチルベンゼン、4 ノルマル-ヘキサン、5 ジクロロメタン
んー、正直分かりません。
キシレンとノルマルヘキサンも、どんな物質かさえ分かりません。ノルマルヘキサンは抽出液として出てきたような。
ベンゼンぐらいは分かりますが、残りはもう一度確認してみます。
【キシレン】
・キシロン 木材の(ギリシャ語)
→C₆H₄-(CH₃)₂
こればっかりは暗記ですね。きっと木材由来で発見されたのでしょう。
推しのアイロンビーズ構造式です。
オルト、メタ、パラの異性体があります。上記はメタ-キシレンらしいです。
【エチルベンゼン】
・エチル CH₂CH₃、エチル基
・ベンゼン C₆H₆
→C₆H₅-CH₂CH₃
【ノルマル-ヘキサン】
・ノルマル 直鎖の(ノーマル 普通の)
・ヘキサン 炭素6個の炭化水素(ヘキサ=6)
→C₆H₁₄
【ジクロロメタン】
・ジ 2
・クロロ Cl、クロロ基
・メタン CH₄
→CH₂Cl₂
これで単なる文字の羅列だった選択肢の物質が、何となくイメージとして浮かび上がるようになってきました。
だからと言って、設問が解ける訳ではありませんが。世の中厳しいですね。
届け出排出量が多いのは、1トルエン、2キシレン、3エチルベンゼンの順らしいです。主に溶剤や接着剤として使われているようです。詳しくは知りませんが。
だから答えは2のキシレン。
んー、やっぱり難しい。
余談ですが、トルエンです。
おー、溶剤…っぽい?