鴨川もるもー

日々の日記、雑記ブログ

気のきいた手紙が書ける本 中川路亜紀


社会人になり、御礼状を書くような機会が出てきた。
この本は封筒の書き方はもちろん、手紙を書く際の基本構成(前文、主文、末文、後書)も丁寧に説明してくれている。

この本に出会うまでは、ネットで調べた文章を良く分からないまま、半丸写しで書いていた。おかしな文章もあっただろう。
この本を読んでからは、前文をそれぞれの季節や相手に応じて、アレンジを加えて書けるようになった。どこが文章の骨格か分かるようになれば、そんなに難しい話では無い。例文も豊富に載っている。
目上の方に出すケースが多いので、チグハグな文章では無く、基本を押さえた文章を書くと、評価も変わってくるのではと思う。


個人的には本の返却を求める例文や、返済の催促の例文等が興味をそそられる。
「至急お返しいただきたく、重ねてお願い申し上げます。」
何とユーモア溢れる奥ゆかしき響き。

今まで借りパクしてきた方達にも同様にお伝え申し上げたい。
返してこない可能性を十分に留意して貸しているので、恨んでもいないが。