鴨川もるもー

日々の日記、雑記ブログ

決戦の健康診断

頼んでもいないのに毎年やってくる健康診断。実際は事務方で頼んではいるのだが。
個人的には頼んだ覚えは無い。もし選択権というものがあれば、こっちから願い下げだ。
採血だけでも嫌なのに。我慢して、涙を呑んで受けていたのに。

胃がん検診が追加になった。オプション頼んだ覚えは無い。ご一緒にポテトはいかがですかー?いらん。


鼻から胃カメラの方が、断然楽だと聞いて、始めはそれにした。
当日恐怖で身長が3割縮んだ。
聞いてたのと違う。苦しいし、オエオエなるし、喉が狭まるから目をつむるなとか言われて、見たくもない胃の映像見させられるし。出てきたファイバースコープは、鼻水、胃液、よだれ、全ての体液を愛し愛された姿になっていた。出てきた隙から拭き取られてるし。汚いのね。
今どき、給食でも嫌いな食べ物無理に食べさせない方針で学校もやってるのに、時代錯誤も甚だしい。そのうちPTAが訴えに来るぞ!
来年は胃カメラの前に麻酔をした方がいいだって!?二度とやるもんか。


翌年はバリウム検査にした。
まずは看護婦さんのお出迎え。ニコニコ。リラーックス。
最初の難関。バリウムが入ったコップ手渡される。ゲップをしないように注意をして飲み干して下さい。〇〇さんのちょっといいとこ見てみたい。ほれ、イッキ、イッキ、イッキ、イッキ…。

ビールも炭酸も一気に飲めないお子ちゃまなのに。事前には飲むヨーグルトみたいって聞いてたのに、すこぶる飲みにくい。思ってたんと違う。
しかし、看護婦さんにはちょっといいとこ見せたいので、涙を呑んで一口づつ飲み込んだ。自分は流し込み飲みができないのだ。喉が拒否してしまう。全部飲むのに、長い時間がかかった。

ではゲップをせずに山手線の駅名全部言ってください。
えっ、山手線の駅名知らんし…ゲプー。
はい、やり直し。粗相、粗相、粗相…ゲプー。
ごちそうさまが聞こえない、ほれイッキ、イッキ、イッキ…ゲプー。
あんた鬼か。これはアルハラではなく、バリウムハラスメントでバリハラだ。

バリウムステージを何とかクリアし、新たに出てきたのは医師。何故かガラス張りの向こう側にいる。
マイク越しで指示が入る。何となく偉そう。
そこの板に寝て、その場で3回まわって、その後逆回りで3回まわった後にワンと鳴いて下さい。
えっ…。言われた通り3回まわって、もう3回まわって、ワンと鳴く。いや、泣く。もはや人間として扱って貰えない。抵抗する気力も失せた。医師は偉そうではなく、実際に偉いのね。だって自分は犬だもの。ワンワン。悔しい。早く家に帰りたい。
ぐるぐる台ごと回されて、回されて、ゲロ吐きそう。誰がジェットコースターに乗せろと言った。宇宙飛行士の訓練じゃねーぞ。

終盤になると、Zガンダムに出てくるジ・Oような隠し腕ギミックが登場。突然腹パンチしてきた。カミーユでは無いので、なすすべなくやられる。そうか、この検査機器はシロッコが設計していたのか。
許せないんだ、俺の命に代えても、身体に代えてもこいつだけは!

彗星かなぁ。いや違う、彗星はもっと…。
精神崩壊エンド。

下剤飲んで昼から仕事になる訳ない。外回りの仕事組んでたら、トイレ見つからずに死亡。
でもやっと第二ステージもクリア…したかに見えた。本当の恐怖はこれから。


翌日、バリウムが流れないアトラクションで最後まで泣かせてくれる。