赤べこと言えば、会津地方の民芸品。
そもそもはお寺を建てる時に、人間のために尽くして働いてくれた赤い牛らしい。
善意で働いてくれたのか、無理に働かされたのかは、今では本人に聞く術も無いので真意の所は分からない。しかしながら、当時の人々は多いに助けられたに違いない。何せ、車や重機の無いその時代に、大きな材木を運ぶだけでも重労働であったからだ。
きっとグチの一つも言わず、黙々と働いていたのだと思う。
寺が完成して万歳三唱だが、赤べこがその後どうなったのか等はよく分からない。手厚く葬られ、赤べこ神社の一つでも建てて貰えたのかもしれない。
暑くても、寒くても、辛くても、黙々と働く姿に胸打たれるものがある。いつか会津の赤べこに、一度は拝みに行きたいと思っている。
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